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藤沢市のI様邸でシャープブラックソーラー太陽光発電システム&クラウド蓄電池の設置工事が完了しました!

2015年2月13日 | おまかせ隊ブログ

藤沢市のI様邸にて
シャープ(SHARP)のブラックソーラーの太陽光発電システムと
クラウド蓄電池および、クラウドHEMSを設置させて頂きました。

前日までは、すごく寒い日が続いていましたが、
この日の日中はポカポカ陽気で、当社の社員(工事スタッフ)も
工事がやり易そうでした。
(I様、ポカポカ陽気の工事日和のお天気にして頂き有難うございました。笑)

 

まずは、屋根に架台の金物を設置していきます。
シャープは雨漏り補償もあるメーカーで、
当社では15年間の補償でメーカーへ補償の申請をさせて頂いております。

ブチルゴムを巻き込みながらスクリュービスを打っていくのが
シャープの架台の施工の特徴です。
当社では、ミドリ安全のラクボシステムで安全対策を行って、
事故を起こさないように、かつ、しっかり施工ができる様にしています。

01 シャープ太陽光発電システムの架台取付作業

 

屋根へのブラックソーラーパネルの設置工事が完了した画像です。
2月初旬のまだ太陽光の軌道が低い中、3.96kWシステムで、
3.2kW以上発電していました。(どれだけこれから発電するか楽しみです)
シャープの話によれば、メーカー基準通りの施工を行い、
架台もメーカー指定のものを使っていれば、
今まで1件も(あの東日本大震災でも)雨漏れはないそうです。
それだけ、シャープは施工方法に自信があるという事ですね!

02 シャープブラックソーラー太陽光発電システム設置完了

 

シャープの蓄電池は、簡易基礎で充分です。
なぜなら、筐体がすごくコンパクトで軽量で重心が低いから。
一般的な同kWhクラスの他メーカーの外置き蓄電池なら、
150kg以上の重さになるので、
基本的にはきちんとした基礎(コンクリ打ち)が必要になりますが、
このシャープの蓄電池にはそんな大げさな基礎も必要ありません。
重心も低いので、結構な地震でも倒れたり、
基礎が壊れるような事はないと思われます。

03 蓄電池の簡易基礎

 

これがシャープのリチウムイオン蓄電池のモジュールです。
この大きさの蓄電池モジュールを4個、筐体の中にセットしていきます。
どれだけ重いのか・・と思い、営業の私も持ってみましたが、
「え!こんなに軽いの?」という印象。
畜電池=凄く重い・・というイメージがなくなりました。

04 結構軽いシャープリチウムイオン蓄電池

 

こんな感じで蓄電池モジュールが4個筐体に収まります。
寸法を測ったようにピッタリ収まりました。(笑)
(メーカーが設計・製造したものですので当たり前ですね!)

05 シャープクラウド蓄電池収まり

 

だいたい蓄電池の中身が組みあがったところです。
部品の点数も多くないので、それ程時間は掛りません。
ですが、足の取付部分や配線の入口のところは
シャープさんには、施工性や防水性確保のため、
もうひと工夫してほしい所ですね。
今度、機会があったら言おうと思います。

06 蓄電池組み立て作業

 

電池の安全装置です。このオレンジ色の物が
リチウムイオン蓄電池のスイッチの代わりにもなります。
この辺の作業を行う時は、大電流が危険なので、
きちんと決められた電気を通さない手袋が必要です。
(低圧電気特別教育等を受けておく事が必要です)

07 蓄電池用安全装置

 

防水の工夫がされた上のふたを取り付ければ
蓄電池は完成です。
(ですが、連系迄日にちがあると、上記のオレンジ色の
安全装置等を外しておく必要があるとの事。
シャープさん、ブレーカー等で対策できないの?)

08 シャープ蓄電池の設置完成

 

太陽光発電システムの直流の電気と、蓄電池の直流の電気を
家庭内で使用できる100/200Vに変換するハイブリッドパワコン、
型式番号:JH-42EM2Pです。
蓄電池とパワコン周りは、当社の電気工事のベテラン、
小松原班の小松原が担当しました。
(笑顔が素晴らしい施工責任者です。実年齢よりも若く見えます。笑)

09 JH-42EM2P SHARP 太陽光&蓄電池 ハイブリッドパワコン設置

 

シャープの蓄電池と太陽光発電システム用の
ハイブリッドパワコンJH-42EM2Pの設置イメージは、
こんな感じになりました。
大きな蓄電池と違い、場所を取らないので、
狭い所でも設置場所、家の裏への行き来に困らないところが良いですね!

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他の連系型蓄電池のメーカーと違うところは、
非常用回路の分電盤を設置する必要がない点。
今回は、冷蔵庫のコンセントとリビングのコンセントのブレーカーのみ
切り替えスイッチ側に配線を移動しました。
停電の時には、冷蔵庫とリビングに電気が供給されます。

11 停電時には冷蔵庫とリビングに電気が供給されるように切替スイッチ

 

今回、上記のように藤沢市のI様邸で、
SHARP蓄電池&太陽光発電システム(ブラックソーラー)、
そしてクラウドHEMSの設置工事をさせて頂きました。

太陽光発電・蓄電池を1台で連系&管理できる
JH-RWL6V型の電力モニタの設置の隠蔽(いんぺい)配線には
家の構造上の問題で少し手こずりましたが、
施工上、大きな問題もなく、無事完了させる事ができました。

今度は、いよいよ売電メーター取り付けと連系の検査です。
クラウドHEMSの詳細な設定や各部作動確認も待っています。

 

ちょっとドキドキな部分もありますが、
I様邸へ連系&発電蓄電に行くのが楽しみです。
次回、またレポートしたいと思います。(櫻井)

 
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太陽電池との出会い

2015年2月6日 | おまかせ隊ブログ

1983年に任天堂からファミリーコンピューターが発売される前の話ですが、
私がはじめて手にした太陽電池搭載の製品は、1982年頃バンダイから発売された、
携帯型液晶ゲーム「天国と地獄」でした。
天国と地獄2

 

1980年に任天堂から発売された「ゲーム&ウオッチ」も持っていましたが、
ボタン電池式だったので、ゲームに飽きた頃に電池が切れると、
新しい電池を入れて遊ぶことはありませんでした。
GAME&WATCH

 

これに対し、「天国と地獄」は光さえあればいつでも動いたので、
忘れた頃に時々手にして、比較的長い間所有していた記憶があります。
また、太陽電池は長持ちするが、高価で出力はとても弱いものだと思っていました。

 

30年以上経った今、太陽電池は新技術の開発や性能の改良が進み、
屋根一面に並べ、使用する電力の一部を賄うことができるようになりました。
夢のような話です。( 辻 )

 

 

 

当社では営業担当者でもきちんと屋根裏の確認・矩計図の確認をしています!

2015年1月18日 | おまかせ隊ブログ

お客様には、施工について「ちょっと怖い話」をさせて頂きます。


 

昨日あった話なのですが、
私以外の営業が担当しているお客様の案件で、
当社で矩計図面(かなばかりずめん・・と読みます)を拝見させて頂いた所、
通気垂木構造で、さらに通常の通気垂木構造ではない珍しい構造でしたので
メーカーに設置可否を問い合わせた所、予想通り設置NGという回答でした。

ところが、別の業者さんではその矩計図面をきちんと確認して、かつ、
メーカーに設置可能かどうかの確認をきちんとした結果かなのかどうか、
真実はわかりませんが、「設置可能」という事らしいのです。

 

通気垂木構造の屋根構造の場合、設置方法にもよりますが、
少し前までは設置NGとしていないメーカーも多かったのですが、
現在は一部のメーカーしか設置OKにしていません。
ほとんどのメーカーは設置不可に変えてきています。

 

そして、一部許容しているメーカーであっても
通気垂木の実際の構造によって、設置OK―NGを決めています。

 

今回、メーカーに問い合わせをしたお客様のお家の
通気垂木の構造は、矩計図面上で完全に設置NGの構造・・
というメーカーからの回答でした。

 

元々、そのメーカーは垂木固定のメーカーですので、
通気垂木部分が野地板にきちんと密着していて固定され、
さらに架台金具が、必要十分な強度を保った、
垂木位置固定ができる事が大原則なはずですが・・

 
今回問い合わせをした通気垂木は、通気垂木自体が野地板と
隙間なくぴったり合った取り付け方がされていないとの事で、
ビスを垂木位置に打ったとしても、
ぴったり合っていない部分がある=空間部分がある部分に
ビスを打つようなイメージで強度的に問題が生じるものと思われます。

 

お客様には担当営業が一生懸命この説明をさせて頂きましたが、
その危険性(強度が著しく落ちる可能性があること)を
ぜひご理解頂きたいものだと、私は強く思いました。

 

元々垂木固定のメーカーは、
固定金具自体が野地板固定のメーカーよりも小さく、
取付ビス数も少ない事が多いので、
垂木位置にがっちり固定されないと(垂木部分から外れると)、
野地板固定よりはるかに取付強度が劣ってしまいます。

 

垂木部分に「絶対点で支えなければならない垂木固定メーカー」に対し、
野地板部分でも「面で支える事が許される事野地板固定メーカー」・・
という説明でお分かり頂けるでしょうか?

 

まして、垂木と野地板部分が密着していない部分がある場合は、
もし空間の部分にビスが刺さってしまったら、
その部分の必要な強度はほとんど保てない事になります。

 

もちろんそういった事が原因でパネルが飛来、落下等した場合の
不具合そのものや損害賠償問題が生じてもメーカーは責任を負わないと思いますし、
もし、事前のリスク説明もなく(またはその知識がなく)、
黙って設置を優先するような業者であれば、
後に起こり得る危険を考えれば、ご心配にはならないでしょうか?

 

安かろう悪かろうという言葉がありますが、
太陽光発電システムは家電製品と違い、工事が伴う商品です。
どんなに安くても、工事の品質が劣る(強度が落ちる)ような設置は
絶対にしてはならないし、その前に黙っていてはいけないと思います。

 

断熱性や省エネ住宅の関係で、
通気垂木タイプのここのところお家が増えている中、ともすれば、
お客様が実際に逢われる可能性がある重大な問題かと思いましたので、
「もしも」という事を考えて、ブログに書かせて頂きました。
もし太陽光発電システムを設置する予定で家を建てるなら、
住宅設計前にも充分ご注意頂きたいと思います。

 

下記は小職が屋根裏を拝見させて頂いた際に撮影した画像。
当社では工事担当者だけでなく、
営業担当者でも野地板の状況を確認し、
併せて矩計図面を確認させて頂くなどして、
メーカー施工基準通りの施工が本当にできるかどうかを事前に確認しています。

屋根浦の確認

 

そして、設置に少しでもリスクが考えれる場合は、
きちんとお客様に事前に説明をさせて頂きます。
(設置に対し問題がある場合は、設置をお勧めしません!)

(櫻井)

 

 

 

 

12月太陽光発電システム施工事例を紹介いたします!

2015年1月16日 | おまかせ隊ブログ

~12月に太陽光発電システムを設置させていただきましたお客様の施工事例をご紹介させて頂きます~

〇神奈川県横浜市 O様邸 パナソニック太陽光発電システム

4.384kWシステムを設置させていただきました。

横浜市  パナソニック

今回、補助金申請書類・保証申請書類の作成等を担当させていただきました。

必要書類等ご準備、ご協力頂き誠にありがとうございました。

今後とも宜しくお願いいたします。

業務担当 大野

 

 

 

2015お年玉クイズについて(今年度は終了しました!)

2015年1月15日 | おまかせ隊ブログ

 

<今年度のお年玉クイズは終了いたしました>
<沢山のご応募、ありがとうございました> 

 

明けましておめでとうございます。

 

本年もスタッフ一丸となり、サービス向上に努めて参りますので、
何卒、宜しくお願い申し上げます。

 

さて、本年のお年玉クイズは、年賀状の通り、

「2016年電力自由化が始まると、その際に重要になるアイテムは、
「何」と「何」と「何」と言われているでしょうか?」

 

という問題でした。
「当社で設置をさせて頂いたお客様」で、「クイズ正解のお客様」には
先着順で「パエリアの素(先着30名様)」「ステンレスボトル(先着10名様)」
プレゼントさせて頂きますので、
どしどしご応募くださいますよう、宜しくお願い申し上げます。

 

パエリアの素 ステンレスボトル

 

(画像はあくまでもイメージです。実際とは異なる場合がございますのでご了承下さい)

 

< 今年度のクーポンは終了いたしました>

また、「このコーナーにお立ち寄り頂いた、当社で設置頂いたお客様」には、
「Wチャンス」として、
正解/不正解や、クイズの参加/不参加に関わらず、
クーポン券は、>>・・2014.2015 トレシスお得なクーポン・・<<で、ダウンロードできます

 

それでは、クイズのヒントを含め、電力自由化の事や電気代の話、
今後重要になるアイテム等につきまして書かせて頂きます。
どうか最後までお付き合いくださいます様、宜しくお願い申し上げます。

 

敬具

 


 

<クイズの応募方法>

 

①お名前、
②郵便番号、
③お届け先のご住所、
④ご連絡先(お電話番号)、
⑤クイズの回答、「何」と「何」と「何」か、
⑥「パエリアの素希望」か「ステンレスボトル希望」か、
⑦希望の品物が無くなった場合は「プレゼント不要」か、
「何でも構わないのでプレゼントがほしい」のどちらか

をご記入頂き、当社宛Eメールにてご応募ください。

 

<応募の締め切り>

 

2015年1月15日迄
上記①~⑦の内容を明記し、Eメールにてご回答下さい。

 

<メール送信先>

 

info@omakasetai.com
(太陽光発電おまかせ隊・株式会社トレシス宛)

 

<メールの件名(タイトル)>

 

「2015年お年玉クイズ回答」等、
お年玉クイズの回答である事をお知らせ下さい。

 

 

<正解の際の商品の発送について>

 

2015年1月中旬以降にブログにて正解を発表いたします。
当選のお客様には、商品の発送またはお届けにて
正解発表&当選にか
えさせて頂きます。

 

以上

 


 

<クイズのヒントと電力自由化のお話>

 

◎電力自由化になったらどうなる?

 

これまでは、東京電力管内は東京電力から、
北海道電力管内は北海道電力からなど、
電力はその地域にある電力会社によって供給され、
私たち消費者としては違う電力会社から電力を購入する事はできませんでした。

 

実際には、大企業などでは上記電力会社以外の電力会社を選び
購入する事が出来ましたが、電力会社の数が少なかったり、
規模的な問題などで実際には殆どの企業でも他の電力会社は
選べない事が殆どでした。

 

今後、完全に電力自由化となりますと
電力を売買しようとする企業がどんどん参入し、
まず電力会社(電力売買会社)同士の競争が始まります

 

そうなると、電力の供給を受けるには(電気を売買するには)、
これまで私たちの管内では、実質的に東京電力だけしか選べなかったのが、
東京電力以外の電力会社と契約(電力の売買)ができるようになります。

 

さらに競争が激しくなりますので、
決まった電力メニューではなく、
電力の売買に関するより良いサービスメニューがどんどん生まれてきます。

 

ある程度の年齢の方はご存じかと思いますが、
NTTdocomo、au、ソフトバンク等、電話の会社もそうでした。

 

さらに最近ではYahooやイオンなどもスマホの新規参入があり、
さらに競争が激しくなっています。

 

電力もこういう状況になるのは必至で、
消費者側もより安い料金プランやより良い自分の家庭に合ったサービスを求めて、
電力供給先もメニューやプランを選ぶことが出来るようになります

 

更に、このブログを読んで頂いている多くのお客様は、
既に太陽光発電システムを設置されているか、
これから導入を検討されているお客様が殆どかと思いますので、
前述の通り売買先をどこにするか、
すなわち、どこの会社に売電するか・・、
どのサービスメニューに売電するか・・といった選択肢も増える事になります。

 

簡単に言えば、「AよりBの電話会社の方が条件が良いから」乗り換える・・
というのと同様、気軽に電力会社も乗り換えが可能になっていくと思われます。

 

既に現時点でも東京電力より安く電力が買えて、
東京電力より高く電力を売れるという企業も出てきました。

 

この先は売買金額が具体的にどうなっていくかはまだ不透明な部分もありますが、
私共が見聞きしている感じでは、全体的には、
買電(基本的な電気代)は今より高くなり、
FITがさらに進む事等により売電単価は今より安くなっていき、
いずれ「売電単価=買電単価」、あるいは「買電単価>売電単価」といった、
「売るよりも自家消費した方が得」・・という事も充分に考えられるものと思われます。

 

電力自由化に本気に取り組む企業が競争し始めますと、
これまでは、総括原価方式と言って、
簡単に言えば「掛かる原価に利益を乗せて販売できるのが
電力会社(販売価格=原価+利益)」でしたが・・
競争が激しくなると、
まず最初に「お客様が求める金額を決め(市場原理で決まってしまい)、
そこから必要な利益分を差し引き、残った金額を原価として、
この原価だけでやる‥(お客様の求める価格―必要な利益=原価)」といった、
よりシビアな企業努力やサービスが生まれてきます。

 

「太陽光発電システムは環境の為に設置したのであって、
売電買電は二の次」というお客様もいらっしゃると思いますので、
こんな話はあまり聞きたくないかと思いますが・・
多くのお客様にとっては「より安く電力が買え、
より高く電力が売れた方が良い」という方も多いと思いますので、
その期待のように他より安く電力を買え、
高く売れる会社やプランも出てくるかと思われます

 

 

◎電気代はこの数年でどうなった?

 

さて話は少し変わりますが、3.11の前と現在とで、
どの位電気代が変わったかご存じでしょうか?

 

多くのお客様は具体的に感じていらっしゃると思いますが、
実は約30%も値上がりをしているとの事です。
もし古い伝票がありましたら、
3.11の前と現在とで見比べてみて頂きたいと思います。

 

値上がりの原因として、
電力買取り制度の付加金の影響も確かに多少はありますが、
今の時点ではそれ程の割合ではないと思われます。

 

但し10kW以上の全量買取の太陽光発電設備が
増えすぎてしまった場合はご承知の通り、
かなりの付加金、付加率になってしまうのは必至ですが・・

 

ご存じの方も多いと思いますが、
今年度(26年度)に家庭用で設置した場合の売電単価は
37円/kWh(但し10年間)です。

 

現在の東京電力の買電単価は、契約メニューによって変わりますが、
例えば電化上手契約で、真夏の昼間に電気を購入すると38.03円/kWh、
つまり買電単価の方が売電単価よりも高くなる
=電気を売るより買わない方が得‥という事になります。

 

実は電気を供給するのに一番コストが掛かるのは、
電力消費が多い時間帯(特にピークの時間帯)なのです。

 

火力発電で言えば、より多くの燃料を燃やして、
タービンをフル回転させ、
電気が足りなくならないように運転させなければなりません。

 

水力発電ならば、より落下する水の量を増やし
発電タービンをフル回転させなければなりません。

 

それでも供給が足りない場合は、
高い金額を払ってでも自社の電力会社以外から電力を買い集め、
電力の安定供給に努めなければなりません。

 

そうしないと、大停電がおきるからです。

 

3.11以降、計画停電がありましたが、それも大停電が起きないように、
電気の使用量が電気の供給量を絶対に上回らない様にする為に
制限をしていたと言われても、当時は説明がつくと思われます。

 

問題はこの電力消費のピークです。

 

大停電を起こさないようにするには、
常に「電力消費量<電力供給量」でなければなりませんので
(つまり常に電力は余裕がある状態=余らせている状態)、
普段のままの電力供給でいけるのであれば、
余分に発電所が電力をつくる事も他から電力を買う事も必要が無くなるので、
電気代は抑えられます。

 

反対に火力発電所でも夜間は必要以上に運転を少なくする(発電を少なくする)事は、
効率面でも急に電力が必要になった場合の供給に備える為にもできませんので、
夜間も電力が余った状態になっています。

 

この余った電力を利用してその時間に揚水をさせて、
ピーク時に水を落としてタービンを回す等揚水型の発電所の活用等、
工夫もしていますがこれらの発電にも限界があります。

 

まして化石燃料を沢山使ってとなりますと、CO2の問題も気になる所です。

 

では、原発などベースロード電源となり得る発電方法を推進させた方がよいでしょうか?

 

これには千差万別、賛否両論があり、難しすぎる問題ですので、
私達には良い悪いは申し上げられませんが、
・いずれにしても電力消費のピークをなくさない限り、
・電力消費を均していくようにしない(急に使ったり使わなかったりしない)限り、
・電気を余分に余らせないようにして(作りすぎないように)ない限り、
「より高い電気を買わなければならない」事は、
おわかり頂けたかと思います。

 

そしてこれまではピーク時の電力供給の調整を電力会社側で行っていたのを、
電力自由化によって私たち使用側(需要側)がピーク時の使用を抑制・コントロールする
デマンドレスポンス(需要応答型)に変えていく必要が出てきます。

 

聞いた話ですが、電力自由化先進国のアメリカのテキサス州では、
既に100を超える電力会社と260種類もの電力メニューがあるそうです。

 

その中で需要家(使用者側)から一番選ばれる電力メニューは、
電気料金をピーク時間を上げたりする、
電気料金ベースよりも、
いかに電力消費を要求があった時に抑制にできるかで報酬等が得られる
インセンティブベースの方を選ぶ家庭が多いそうです。

 

日本でも、このインセンティブ型を選ぶ消費者が多くなるのではないかと言われています
(幾らピーク時に電気代が高くなるような仕組みを作っても、
どうしても使わざるを得ない場合もあるし、不在時には電源を切れないとか、
消費を少なくする調整が出来ない場合などもあるためです・・)。

 

これらの事を説明する、難しい用語の中にはダイナミックプライシングとか、
ネガワットという言葉もありますが、説明が長くなるので、
ご興味のあるお客様は、Web等でお調べ頂ければと思います。

簡単に申し上げれば、今後は電気を売るのが中心ではなくなっていき、
いかに要求があった時に電力消費を抑えるかで
売電と同じようにメリットになる時代が
日本にも近い将来やってくると思われます。

 

 

◎ではどうすれば良いの?

 

いずれ近い将来、「買電=売電」、さらには「買電>売電」、
「指定時消費量減=利益」という事になると思われます。

 

国ではこの電力完全自由化やデマンドレスポンスを推進する為に
遅くとも2024年までに全家庭にスマートメーターという
電力計測メーターを設置する事を決めています。

 

さらに東京電力管内では、
先行して2020年までにスマートメーターが全家庭に設置される事が決まっています。
今年は2015年ですので、
あと「5年以内に全家庭にスマートメーターがつく」事になります。

 

電気料金ベースで契約をするのであれば、
どの電力メニューにすれば電気代が安くなるか迄はできますが・・

 

前述の通りインセンティブベースの契約の方がさらに有利であっても、
その「コントロールまではスマートメーター単独ではできない」為、
その「コントロールをある意味強制的にでもしてくれる装置」が必要です。

 

それがHEMSです。

 

国ではこのスマートメーターとHEMSがコアになるとして、
全家庭に設置をさせるための取り組みをしています。
WiFi等無線LANがほとんどの家庭で普及したように、
2030年までに全家庭へ設置される(させられる?)予定との事です。

 

つまり、可能な限りの
家庭単位での地産地消(電気を極力買わずに済ませる)を行う為に
「太陽光発電システム」+「蓄電池」の活用と共に、
さらに要求に応じて電力消費を自動でコントロールしてくれる機械、
すなわち「HEMS」が必須のアイテムになります。

 

更に欲を言うなら「余った電力をより高く買ってくれるところに
売れる様にしてくれるところへ」と・・いう事になると思われます。

 


 

 

最後までお付き合いを頂き、有難うございました。

 

上記内容については、まだ想定されている部分など不確定な要素もありますが、
大まかでも「電力自由化と電気代等がどうなっていくか」、
そして「どうしていけば良いのか」など、少しはお役に立つ事はできましたでしょうか?

 

当社も2014年12月にPPSに申し込みを済ませましたので、
今後は少しでも有利に売電や買電が出来るようなお手伝いも
させて頂ければと願っております。

 

何れにしましても、
今後は「太陽光発電システム」、「蓄電池」、「HEMS」が
電力自由化に対応するための必至のアイテムとなると思われます。

 

今回弊社の年末・年始のキャンペーンとしましても、
そのお手伝いをさせて頂く第一歩として、
メーカー・型番等限定ではありますが、
約2/3もの補助金分が割引出来るクーポン等をご用意させて頂きました。
(詳しくはキャンペーン内容をご覧ください)

 

ご検討/ご紹介の際は、ぜひとも弊社、
「太陽光発電おまかせ隊、株式会社トレシス」にご用命下さいます様、
また今後共、何卒宜しくお願い申し上げます。

 

敬具